A5M2を使えば手軽にDB操作・開発が可能になります。そんなA5M2にはER図を作成する機能も備わっています。
今回はエンティティとリレーションシップを表現してER図を作成する方法を紹介します。
準備
まずはA5M2を開きます。まだインストールされてない方は、以下記事を参考にインストールしてください。
https://www.learning-nao.com/?p=2928
開いたら、画面上部のツールバーから[ファイル]を選択し、[新規]を選択します。
選択するとポップが出てくるので、中央の[ER図]を選択します。
最初にプロパティを設定します。特に何も書かなくても次のステップに進めますが、プロジェクトの名称や使用するRDBMSを指定することができます。
ER図を描く
初期設定ができたところで、ここからはER図を書いていきます。
エンティティの追加
まずはエンティティを追加します。エンティティのアイコン(下図矢印)を押すと、図形を描画できます。
この図形を選択するとポップが表示され、データ項目を入力できます。ポップに論理名や物理名、主キーといった属性情報を直接記入していきます。
Excelとの互換性
この属性情報の入力、出力にはExcelとの互換性があります。内容をコピーするには、右下のアイコンをクリックします。
コピーした内容をExcelに貼り付けてみます。
A列から順に各項目が貼り付けられます。F~H列が空欄になっていますが、この領域にはデフォルト式、コメント、DDLオプションが入ります。今回は元が空欄のため貼り付けても空欄になっています。
A5M2の方に貼り付ける場合は、上記のフォーマットに従って記入することで貼り付けることができます。Excel上でコピーしたら、右下の貼り付けアイコンから貼り付けることができます。
リレーションの追加
エンティティを作成したら、次はリレーションを追加します。以下のようなエンティティがあるとします。
上記では、仕入先コードでリレーションが生じます。左のテーブルが親で、右が子になります。
リレーションの追加は、画面上部のアイコンから選択します。
リレーションの追加アイコンを押した後、親エンティティ、子エンティティの順にリレーションを追加するエンティティを選択します。両者を選択すると、子エンティティにカラムを追加するかどうかを選ぶポップが表示されます。
今回はカラムを追加しないでおきます。
このように、リレーションシップの線で両エンティティにが結ばれました。子エンティティ側は三本足になります。
DBについてより学ぶ
データベース、SQLについて、書籍を通してより深く知ることができます。ネットでも情報は手に入りますが、書籍も是非検討してみてください^^
まとめ
A5M2でER図を描く方法を紹介しました。A5M2を使えば簡単にER図を作成できるので非常に便利です。またExcelとの互換性もあるため、テーブル定義書を起こす場合にも活用しやすいです。
便利なツールなので、是非活用してください^^
ではでは👋